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AI Overviews(AI概要)が計測できるAIO(LLMO/GEO)ツールおすすめ5選 - 2026年版

AI Overviews(AI概要)が計測できるAIO(LLMO/GEO)ツールおすすめ5選 - 2026年版

「勤怠管理システム おすすめ」「歯科 大阪 評判」。Googleで、こうした従来どおりのキーワードを入力して検索しても、いまや検索結果の一番上にAIが作った回答が表示されることが増えました。「法人向けの勤怠管理システムでおすすめは?」のように、AIに尋ねるような質問文で検索した場合も同じです。これがGoogleのAI Overviews(AI概要)です。

複数のWebページの情報をもとに、AIが検索した内容への答えを要約して表示する機能で、回答の中には企業名や商品名が挙がり、参考にしたページへのリンクが添えられます。

つまり、AI Overviews(AI概要)は「AIに質問する人」だけのものではありません。これまでどおりキーワードで検索している人にも、最初に目に入る情報になっています。

利用者の規模も大きく、Googleの親会社Alphabetの決算説明会(2025年7月)では、AI Overviews(AI概要)の月間利用者が200以上の国・地域で20億人を超えたと発表されました(Alphabet 2025年第2四半期決算説明会)。さらに、生成AIで商品やサービスを比較する人も増えており、生成AIで商品・サービス・企業を検索・比較する若年層が約3割にのぼったメディアリーチの調査もあります。自社の名前がAI Overviews(AI概要)に出ているかどうかは、もはや無視できません。

一方で、AI Overviews(AI概要)に自社が出ているかを、日々の業務で数字として把握できている企業は多くありません。AI Overviews(AI概要)で見るべきことは、大きく分けて次の2つです。

  • ブランド推薦:回答の文章の中で、自社の企業名・商品名が挙げられているか
  • 引用:回答に添えられたリンクに、自社のページが含まれているか

本記事では、この2つを計測できるAIO(LLMO/GEO)ツールを5つ紹介し、ツールを選ぶときの観点と、計測した結果の読み解き方まで解説します。AI検索対策の全体像から知りたい方は、LLMO(大規模言語モデル最適化)の意味やSEOとの違いを解説した記事もあわせてご覧ください。

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ChatGPT・Google AIモードに15の質問をして、自社が推薦されるかを約1分で診断します。

  • 自社の言及率・推薦率
  • 一緒に推薦される競合
  • AIが根拠にしたサイト

フリーメール・携帯は不可。送信するとプライバシーポリシーに同意したものとみなします。

AI Overviews(AI概要)計測ツール5選の比較表

本記事で紹介する5つのツールの比較表です。料金や対応AIは変更が多いため、各公式サイトに記載されている内容をもとにしています。導入前に、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

ツール名 区分 ブランド推薦の計測 引用の計測 計測の起点 AI Overviews(AI概要)以外の対応AI 料金の目安 無料で試せるか
DolphinX AIO 国産 ○ ○ 質問文・キーワード ChatGPT、Gemini、AIモード、Copilot(Claude・Perplexityはオプション) 月額3万円〜(税別)※AI Overviews(AI概要)はプロプラン5万円〜 14日間無料トライアル
Ahrefs Brand Radar 海外 ○ ○ 質問文・キーワード ChatGPT、Gemini、Perplexity、Copilot、AIモードなど 月額47ユーロ〜(Custom Prompts) 無料のAI可視性チェッカーあり
Semrush AI Visibility Toolkit 海外 ○ ○ 質問文・キーワード ChatGPT、AIモードなど 月額99ドル〜(単体提供の場合) 条件により異なる
Otterly.AI 海外 ○ ○ 質問文 ChatGPT、Gemini、Perplexity、Copilot、AIモード、Claude 月額29ドル〜 無料トライアルあり
SE Ranking 海外 公式サイトに明記なし ○ キーワード AIモード、ChatGPT、Gemini、Perplexityなど AI Searchアドオンとして提供 無料トライアルあり

表の「計測の起点」は、計測の出発点が「質問文」か「キーワード」かを示しています。質問文起点は、あらかじめ決めた質問文に対するAIの回答を継続して記録する方式です。キーワード起点は、Google検索のキーワードごとに、AI Overviews(AI概要)が表示されるか、自社がそこに含まれるかを記録する方式です。なぜブランド推薦と引用の両方を見るべきかは、後半の章で解説します。

ChatGPTやGeminiなど、AI Overviews(AI概要)以外のAIを中心に比較したい方は、国産・海外のGEO対策ツール8つを料金と対応AIで比較した記事も参考にしてください。

目的別の早見

  • 自社の企業名・商品名がAI Overviews(AI概要)で推薦されているかを、質問文ごとに継続して見たい:DolphinX AIO、Otterly.AI
  • 既に使っているSEOツールと一体で、AI Overviews(AI概要)の表示状況を見たい:Ahrefs Brand Radar、Semrush AI Visibility Toolkit、SE Ranking
  • キーワードごとに、AI Overviews(AI概要)のどこに自社ページが表示されるかを見たい:SE Ranking、Ahrefs Brand Radar
  • 日本語の画面とサポートで、社内に定着させたい:DolphinX AIO

AI Overviews(AI概要)計測ツールおすすめ5選

ここからは、5つのツールを1つずつ紹介します。掲載順は優劣を示すものではありません。なお、1つ目のDolphinX AIOは当社が開発・提供しているツールです。

DolphinX AIO【国産】

DolphinX AIOのトップページ
画像出典:DolphinX AIO公式サイト
項目 内容
ツール名 DolphinX AIO
運営会社 株式会社メディアリーチ(日本)
区分 国産
AI Overviews(AI概要)の計測 ブランド推薦・引用ともに対応(プロプラン以上)
対応AI Google AI概要、AIモード、ChatGPT、Gemini、Copilot(Claude・Perplexityはオプション)
料金 ライト 月額30,000円、プロ 月額50,000円、ビジネス 月額100,000円(いずれも税別・6ヶ月契約)
無料お試し 14日間の無料トライアル(クレジットカード不要)
日本語対応 画面・サポートとも日本語
公式サイト DolphinX AIO公式サイト

AIO(LLMO/GEO)対策ツールのDolphinX AIOは、当社(株式会社メディアリーチ)が開発・提供している国産のツールです。登録した質問文に対して、Google AI Overviews(AI概要)を含む複数のAIがどう回答しているかを毎日自動で記録し、自社の言及と引用を毎日計測するAIブランド計測(日次)で、言及率・引用率とその推移、登録した競合との比較を確認できます。

プロプラン以上では、キーワードごとに自社と競合の言及状況を追う「Google AI概要キーワード計測」も使えます。さらに、AIの回答に使われた引用元を一覧化して分類するAI回答情報源分析で、どんなページが参照されているかも把握できます。画面とサポートが日本語で、請求書払いにも対応している点が強みです。

一方で、AI Overviews(AI概要)の計測はプロプラン以上が対象で、ライトプランで計測できるのはChatGPT、Gemini、AIモード、Copilotの4種です。

契約は6ヶ月または12ヶ月が前提のため、詳しくはDolphinX AIOのプラン別の料金と計測できるAIをご確認ください。日本国内の顧客を対象に、複数のAIでの推薦状況をまとめて把握したい会社に向いており、14日間の無料トライアルで自社の状況を確かめてから導入を判断できます。

Ahrefs Brand Radar【海外】

Ahrefs Brand Radarの紹介ページ
画像出典:Ahrefs Brand Radar公式サイト
項目 内容
ツール名 Ahrefs Brand Radar
運営会社 Ahrefs Pte. Ltd.(シンガポール)
区分 海外
AI Overviews(AI概要)の計測 AI Overviewsを含む対応AIで、ブランドの言及・引用を計測
対応AI Google AI概要、AIモード、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Copilot など
料金 Custom Promptsは月額47ユーロから。計測するAIの範囲や回数によって異なる
無料お試し 無料のAI可視性チェッカーあり
日本語対応 日本の検索結果への対応範囲は公式サイトに明記なし
公式サイト Ahrefs Brand Radarの公式サイト

Ahrefs Brand Radarは、SEOツール「Ahrefs」が提供するAI検索の可視性を分析する機能です。Ahrefsのキーワードデータを土台に、AIの回答でのブランドの言及と、自社ページへのリンク(引用)を集計します。AI Overviews(AI概要)とAIモードについては、Google検索でAIの回答が表示されるキーワードを追跡できます(キーワード起点)。

また、キーワードを自然な質問文に展開してChatGPTやGeminiなど複数のAIを計測したり、自社で決めた質問文を追跡する「Custom Prompts」を使ったりすることもできます(質問文起点)。被リンクや検索順位といったAhrefsの既存のSEOデータと並べて見られ、競合ブランドの言及状況も調べられる点が強みです。

一方で、料金は計測するAIの範囲や回数によって変わり、日本の検索結果や日本語の質問への対応範囲は公式サイトに明記がないため、導入前に確認が必要です。すでにAhrefsを契約しており、SEOとAI検索のデータを1つのツールで見たい会社に向いています。

Semrush AI Visibility Toolkit【海外】

Semrush AI Visibilityの紹介ページ
画像出典:Semrush公式サイト
項目 内容
ツール名 Semrush AI Visibility Toolkit
運営会社 Semrush Inc.(米国)
区分 海外
AI Overviews(AI概要)の計測 言及数・引用ページ数の確認に対応(画面により異なる)
対応AI Google AI概要、AIモード、ChatGPT など(機能により異なる)
料金 プランにより異なる(単体提供の公式案内では月額99ドルから)
無料お試し 契約しているプランにより異なる
日本語対応 一部の機能で日本を含む国・地域に対応
公式サイト Semrushの公式サイト

Semrush AI Visibility Toolkitは、SEOツール「Semrush」が提供するAI検索向けの機能群で、統合プラン「Semrush One」からも利用できます。Semrushの公式ブログによると、ドメインごとにAI Overviews(AI概要)での言及数と引用されたページ数を確認でき、決めた質問文の回答を追跡する「Prompt Tracking」では、AI Overviews(AI概要)、AIモード、ChatGPTを計測できます。

検索順位の分析機能と組み合わせて、AI Overviews(AI概要)が表示されるキーワードを絞り込むことも可能です。検索順位やキーワード調査など、Semrushの既存のSEO機能と一体で使えるのが強みで、公式ナレッジベースでは、一部の機能が日本を含む複数の国・地域に対応していると案内されています。

一方で、機能ごとに対応するAIが異なるため、AI Overviews(AI概要)をどの画面でどこまで見られるかは、公式ナレッジベースでの確認が必要です。料金や無料で試せるかどうかも、契約しているプランによって異なります。すでにSemrushでSEOを管理しており、AI Overviews(AI概要)の状況も同じツールで見たい会社に向いています。

Otterly.AI【海外】

Otterly.AIのトップページ
画像出典:Otterly.AI公式サイト
項目 内容
ツール名 Otterly.AI
運営会社 OtterlyAI GmbH(オーストリア)
区分 海外
AI Overviews(AI概要)の計測 AI Overviewsを含む対応AIで、ブランドの言及・引用を計測
対応AI Google AI概要、AIモード、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Copilot、Claude
料金 月額29ドルから
無料お試し 無料トライアルあり
日本語対応 公式サイトは英語表記。日本語対応の記載は確認できず
公式サイト Otterly.AIの公式サイト

Otterly.AIは、AI検索でのブランドの見え方を計測することに特化したツールで、AI Overviews(AI概要)の追跡を主な機能として打ち出しています。登録した質問文を、AI Overviews(AI概要)、AIモード、ChatGPT、Perplexity、Gemini、Copilot、Claudeで自動的に計測し(質問文起点)、回答の中でのブランドの言及と、回答に添えられたリンク(引用)の両方を記録します。

AI検索の計測に機能を絞っているため画面がシンプルで、公式サイトでは月額29ドルからと案内されており、少ない予算で始めやすい価格帯です。一方で、公式サイトは英語表記で日本語対応の記載が確認できず、計測する地域の選択肢も一部しか表示されていないため、日本の検索結果や日本語の質問への対応は導入前に確認が必要です。

まず少ない予算でAI検索の計測を試してみたい会社や、英語圏の市場も対象にしている会社に向いています。

SE Ranking【海外】

SE RankingのAI Overviews Trackerのページ
画像出典:SE Ranking公式サイト
項目 内容
ツール名 SE Ranking
区分 海外
AI Overviews(AI概要)の計測 引用(自社サイトの表示位置)に対応。ブランド推薦の計測は公式サイトに明記なし
対応AI Google AI概要、AIモード、ChatGPT、Gemini、Perplexity など
料金 AI Searchアドオンとして提供
無料お試し 無料トライアルあり(クレジットカード不要)
日本語対応 AI概要が提供されているすべての国に対応と案内
公式サイト SE RankingのAI Overviews(AI概要)トラッカー公式ページ

SE Rankingは、検索順位の計測を中心としたSEOツールで、AI検索向けの「AI Search Toolkit」の1つとして、AI Overviews(AI概要)トラッカーを提供しています。

キーワードごとに、AI Overviews(AI概要)が表示されるか、その中で自社サイトがどこに表示されるかを確認でき(キーワード起点)、ソースとして使われたドメインやURLを、メディア、ブログ、フォーラムなどに分類して見ることもできます。通常の検索順位とAI Overviews(AI概要)での表示を並べて比較できる点や、公式サイトでAI Overviews(AI概要)が提供されているすべての国に対応すると案内されている点が強みです。

一方で、回答の文章の中で自社名が推薦されているか(ブランド推薦)をどこまで計測できるかは、公式サイトからは明確に読み取れないため、導入前に確認が必要です。AI Searchの機能はアドオン形式で提供されています。SEOの順位計測を主な目的にしつつ、同じキーワードでAI Overviews(AI概要)の表示状況もあわせて確認したい会社に向いています。

AI Overviews(AI概要)で計測すべきは「ブランド推薦」と「引用」の2つ

ここまで5つのツールを紹介しました。ツールを比べるときに最も大切なのは、「ブランド推薦」と「引用」を分けて計測できるかです。この章では、2つを分けて見るべき理由を解説します。

たとえば下の図のように、同じAI Overviews(AI概要)でも、キーワードによって「自社ページは引用されているがブランドは推薦されていない」「ブランドは推薦されているがページは引用されていない」と結果が分かれます。そのため、コンテンツ引用を狙うキーワードと、ブランド推薦を狙うキーワードを区別して管理することが重要です。

AI Overviewsのコンテンツ引用とブランド推薦をキーワード別に管理するKPIの例
画像出典:メディアリーチ「LLMOとは?生成AI検索時代の新しいSEO」

ブランド推薦の計測

ブランド推薦の計測とは、AI Overviews(AI概要)の回答の文章の中で、自社の企業名や商品名が挙げられているかを確認することです。

「おすすめは?」「どこがいい?」といった質問では、AIは候補となる企業や商品を名指しで挙げることがあります。ここで名前が挙がれば、検索した人が自社を知り、候補に入れるきっかけになります。リンクがクリックされなくても、名前を見た人が後から自社名で検索することも考えられます。

AIが回答内で具体的なブランド名を挙げる例を示したスライド
画像出典:メディアリーチ「LLMOとは?生成AI検索時代の新しいSEO」

どんな場面の質問で推薦されるかを考えるうえでは、AIに推薦されるブランド戦略として重要なCEP(カテゴリーエントリーポイント)の考え方が役立ちます。また、大手企業ばかりが推薦される質問で戦うべきかどうかは、大手ばかりがAIに推薦されるときの「弱者の戦略」を解説した記事で詳しく取り上げています。

引用の計測

引用の計測とは、AI Overviews(AI概要)の回答に添えられたリンクに、自社のページが含まれているかを確認することです。

Google AI Overviewsの回答に、参照元のリンクが表示される例
画像出典:メディアリーチ「LLMOとは?生成AI検索時代の新しいSEO」

自社ページへのリンクが表示されれば、検索した人がそのリンクから自社サイトを訪れる可能性があります。米国のマーケティング会社Seer Interactiveが42社・3,119件の情報収集型の検索語を分析した調査では、AI Overviews(AI概要)で引用されたブランドは、引用されていないブランドに比べて、通常の検索結果のクリック率が約35%高い結果でした(2025年第3四半期の平均。Seer Interactive、2025年11月)。

ただし同社は、もともと信頼の高いブランドが引用されやすいだけの可能性もあり、引用がクリック率を押し上げたとは断定できないとしています。

一方で、リンクが付いていても、回答の文章で自社名が推薦されているとは限りません。自社の記事が「業界の一般的な説明」の根拠として使われ、推薦されているのは他社、ということもあります。

ブランド推薦と引用は、片方だけを見ると状況を見誤ります。だからこそ、2つを分けて計測することが重要です。AI Overviews(AI概要)がSEOにどう影響しているかは、検索結果からAI Overviewsへの変化とSEO戦略の再構築を解説したBrightonSEOの講演レポートも参考になります。

「引用」という言葉の注意点

本記事では、回答に添えられたリンクを便宜上「引用」と呼んでいます。ただし、AI Overviews(AI概要)のリンクは、必ずしも「回答の文章を書くときに参照した情報源」を意味するとは限りません。

Googleは、AI機能に関する公式ドキュメントの中で、回答の生成中に補足となるWebページをさらに特定すると説明しています。

While responses are being generated, our advanced models identify more supporting web pages

(出典:Google検索セントラル「AI features and your website」)

また、AI Overviews(AI概要)は、1つの質問から関連する複数の検索を行う「クエリファンアウト」という手法を使うことがあるとも説明されています。仕組みはAIが複数の関連検索を行うクエリファンアウトの仕組みを解説した記事で詳しく解説しています。

クエリファンアウトの仕組みを示した図
画像出典:メディアリーチ「LLMOとは?生成AI検索時代の新しいSEO」

検索して集めた情報から回答を作るAI(RAG)の研究でも、リンク先のページが回答の内容を裏付けていることと、AIが実際にそのページを使って回答を作ったことは別物だと指摘されています。ある研究では、AIが実際には参照していない文書を、内容が合うからという理由で後から添えているとみられる引用(事後合理化)が、条件によっては最大57%にのぼると報告されています(Wallat et al.「Correctness is not Faithfulness in RAG Attributions」)。これはGoogleのAI Overviews(AI概要)そのものを調べた研究ではありませんが、「リンクが付いている=そのページから回答が作られた」とは言い切れないことを示しています。

そのため、AI Overviews(AI概要)のリンクは「回答に添えられた参照リンク」と捉えるのが正確です。計測の結果を読むときも、リンクの有無だけでなく、回答の文章で自社がどう語られているかをあわせて確認することをおすすめします。

引用リンクのクリック率と、Googleのリンク表示の変化

AI Overviews(AI概要)の参照リンクは、あまりクリックされないと報告されています。米国のPew Research Centerが米国の成人900人の2025年3月の閲覧データを分析した調査では、AIの要約が表示されたページへの訪問のうち、要約の中のリンクがクリックされたのは1%でした。また、従来の検索結果のリンクがクリックされた割合も、AIの要約がない場合の15%に対して、ある場合は8%でした(Pew Research Center、2025年7月)。なお、Googleはこの調査について、手法と対象の検索に偏りがあるとして異議を示しています。

検索結果の1位のページへの影響も報告されています。Ahrefsが30万キーワードを分析した調査では、AI Overviews(AI概要)が表示される検索語で、1位のページの平均クリック率が、表示されない場合に比べて58%低い関係が見られました(2023年12月と2025年12月の比較。Ahrefs、2026年2月)。検索順位が1位でも、以前ほどクリックされなくなっている可能性があります。

一方で、Googleはリンクを目立たせる変更を続けています。2026年2月には、Google検索のプロダクト担当バイスプレジデントが、AI Overviews(AI概要)とAIモードについて、次の変更を発表しました(Search Engine Journal、2026年2月17日)。

  • パソコンでリンクのまとまりにマウスを重ねると、サイト名や短い説明がポップアップで表示される
  • 回答内のリンクのアイコンを、より説明的で目立つデザインにする

参照リンクのクリック率は低いものの、表示のされ方は変わり続けています。リンクからの流入だけで成果を判断せず、AI検索からの流入とあわせて見ることが大切です。成果の測り方はAIO・LLMO対策の投資対効果(ROI)とKPIの考え方を解説した記事で、AI検索からの流入の見方はGA4でAI検索からの流入を分析するDolphinX AIOのAI流入分析で紹介しています。

Google Search Consoleで見られる範囲

Google Search Consoleでも、AI Overviews(AI概要)に関するデータの一部を確認できます。

Googleは2026年6月3日、Search Consoleに「生成AIのパフォーマンスレポート」を追加すると発表し、2026年8月31日にはすべてのサイトに提供を広げました(Google検索セントラル ブログ)。このレポートでは、自社サイトのURLが生成AIの機能に表示された回数(表示回数)を、ページ、国、デバイス、日付ごとに確認できます。

ただし、Search Consoleには次の限界があります。

  • AI Overviews(AI概要)とAIモードを分けて見る項目は、Googleの発表では案内されていません。
  • わかるのは自社URLが表示された回数で、回答の文章で自社名が推薦されたかどうかはわかりません。
  • 競合がAI Overviews(AI概要)でどう表示されているかはわかりません。

Search Consoleは引用の状況をつかむ入り口として役立ちます。ブランド推薦の状況や競合との比較まで把握するには、AIO(LLMO/GEO)ツールでの計測が必要になります。

AI Overviews(AI概要)計測ツールの選び方

AI Overviews(AI概要)計測ツールを選ぶときは、次の4つの観点で比べることをおすすめします。

ブランド推薦と引用の両方を計測できるか

前の章で解説したとおり、ブランド推薦と引用は分けて見る必要があります。ツールによっては、引用(自社ページのリンク)は計測できても、回答の文章の中で自社名が挙がっているかまでは計測できない場合があります。比較表や公式サイトで、両方に対応しているかを確認しましょう。

キーワード起点か、質問文起点か

Googleで検索する人の中には、「勤怠管理システム おすすめ」のようにキーワードを並べて入力する人も、「中小企業に合う勤怠管理システムは?」のように質問文で入力する人もいます。どちらの検索でもAI Overviews(AI概要)は表示されるため、自社の顧客がどちらの形で検索しているかを踏まえて選ぶことが大切です。

キーワード起点のツールは、従来どおりキーワードで検索する人に表示されるAI Overviews(AI概要)を見るのに向いています。SEOで狙っているキーワードとあわせて確認できるのも利点です。質問文起点のツールは、「おすすめは?」「比較すると?」のように、検討中の人が質問文で検索したときの推薦状況を見るのに向いています。両方の検索をする顧客がいる場合は、2つの起点に対応したツールを選ぶか、ツールを組み合わせることを検討しましょう。

質問文起点で計測する場合は、どの質問を登録するかで結果が大きく変わります。質問の作り方はLLMO・AIOのプロンプト設計の手順を2つのステップで解説した実務ガイドを参考にしてください。どの質問がどれくらい使われているかを調べるには、AI検索で使われる質問の需要を調べるDolphinX AIOのAI検索プロンプト需要調査のような機能も役立ちます。

AI Overviews(AI概要)以外に計測したいAIはあるか

AI Overviews(AI概要)だけでなく、ChatGPT、Gemini、AIモードなどでの推薦状況もあわせて見たい場合は、対応しているAIの数を確認しましょう。同じツールで計測すれば、AIごとの違いを同じ条件で比べられます。

費用感と計測頻度

AI Overviews(AI概要)の回答は日によって変わるため、継続して計測することが前提になります。計測の頻度(毎日か、週1回か)と、登録できる質問文やキーワードの数を確認し、月額の費用と見合うかを判断しましょう。

AI検索対策を外部に依頼する場合の費用感は、LLMO対策会社おすすめ19社の料金相場と選び方を解説した記事でまとめています。

AI Overviews(AI概要)計測ツールは国産(日本)のツールがおすすめな理由

日本国内の顧客を対象にAI Overviews(AI概要)を計測するなら、国産のツールを選ぶメリットがあります。なお、本記事で紹介した5つのツールのうち、国産は当社のDolphinX AIOのみです。

日本語の質問と、日本のGoogle検索結果で計測できる

AI Overviews(AI概要)は200以上の国・地域、40言語で提供されており、検索する言語や地域によって回答が変わる可能性があります。日本の利用者に向けた対策を考えるなら、日本語の質問と日本の検索結果で計測できることが前提になります。海外のツールでは、計測できる国や言語がツールや機能によって異なるため、日本での計測にどこまで対応しているかを確認する必要があります。

日本語の画面とサポートで、社内に定着させやすい

AI Overviews(AI概要)の計測は、一度設定して終わりではなく、結果を見て施策を考え、また計測する作業の繰り返しです。画面や問い合わせ窓口が日本語であれば、担当者が替わっても運用を引き継ぎやすく、関係部署にも結果を共有しやすくなります。

DolphinX AIOの機能一覧では、計測から施策の整理までの流れを日本語で確認できます。

円建て・請求書払いなど、日本の商習慣に合った契約ができる

海外のツールは、ドル建てやユーロ建てで、クレジットカードによる支払いが中心の場合があります。国産のツールには、円建ての料金で、請求書払い(銀行振込)に対応しているものがあり、社内の稟議や経理処理を進めやすくなります。DolphinX AIOも、請求書払いとクレジットカード払いのどちらにも対応しています。

複数の顧客のAI検索対策を担当する代理店や制作会社の方は、代理店・制作会社向けのDolphinX AIOエージェンシープランもご覧ください。

海外ツールが向いているケース

一方で、次のような場合は海外のツールが向いていることもあります。

  • 英語圏など、海外の市場を主な対象にしている
  • 既にAhrefsやSemrushなどを契約しており、SEOのデータとAI検索のデータを同じ画面で見たい
  • 検索順位の計測を主な目的にし、AI Overviews(AI概要)は補助的に確認できればよい

AI検索の時代でも、SEOの土台が重要であることは変わりません。SEOとAI検索対策の関係は、「SEOはもう意味がない」は本当か、GEO/LLMO時代の誤解を解説した記事で解説しています。

AI Overviews(AI概要)でブランド推薦・引用されないときの原因の切り分け方

ツールで計測を始めると、「推薦されていない」「リンクが付いていない」という結果が出ることがあります。この章では、その原因を切り分ける観点を紹介します。より幅広い原因と事例は、AIO(LLMO/GEO)対策で成果が出ない11の原因と失敗事例を種類別に解説した記事にまとめています。

ブランド推薦されないとき

回答の文章で自社名が挙がらない場合は、次の観点で原因を確認します。

  • 自社が質問の条件に合っていない:質問が求める業種、地域、価格帯、規模などに、そもそも自社が当てはまっていない場合があります。
  • 対応できるのに、Web上に情報がない:実際には条件を満たしていても、自社サイトなどにその情報が書かれていなければ、AIは判断できません。
  • 第三者のサイトで取り上げられていない:AIは、比較記事やランキング記事など第三者のサイトの情報も参照します。そこに自社が載っていないと、推薦されにくくなります。

業種ごとの具体的な進め方は、製造業がAI検索で発注先として推薦されるための7ステップや、クリニックがChatGPT・Geminiで「おすすめ」されるための実践方法で解説しています。AIが参照している比較記事のうち、自社が掲載されていない記事を探すには、AIに引用されている比較記事から掲載の打診先を洗い出す、DolphinX AIOの比較記事掲載打診リストも活用できます。

引用されないとき

回答に自社ページのリンクが付かない場合は、次の観点で確認します。

  • 検索結果に表示される条件を満たしているか:Googleは、AI Overviews(AI概要)の参照リンクとして表示されるには、ページがインデックスに登録され、スニペット付きで検索結果に表示される対象であることが必要だとしています(Google検索セントラル)。
  • 関連する検索語で評価されているか:AI Overviews(AI概要)のリンクは、Google検索の仕組みの上に成り立っています。ただし、検索された語で上位にあるページがそのまま選ばれるとは限りません。Ahrefsが86.3万件のキーワードを分析した調査では、AI Overviews(AI概要)で引用されたURLのうち、同じキーワードの検索結果で上位10件に入っていたのは約38%でした(2025年7月の前回調査では約76%。Ahrefs、2026年3月)。Ahrefsは、AIが関連する複数の検索(クエリファンアウト)の結果からページを選ぶ傾向が強まったためと見ています。狙うキーワードだけでなく、その周辺の検索語でも評価されているかを確認しましょう。
  • 質問に直接答える内容がページにあるか:質問に対する答えがページの中ではっきり書かれていないと、参照リンクとして選ばれにくくなります。

ブランド推薦と引用で結果が分かれるとき

ブランド推薦と引用の結果が分かれることもあります。

  • 推薦されているのに、リンクが付かない:AIは自社を知っていますが、回答の根拠として自社のページが選ばれていない状態です。質問に直接答えるページがあるか、検索結果で評価されているかを見直します。
  • リンクは付いているのに、推薦されない:自社のページは参照されていますが、推薦の対象としては挙げられていない状態です。自社の記事が業界の一般的な説明の根拠として使われ、推薦されているのは他社というケースもあります。自社のサービスが「どんな条件に合うのか」をページで明確に伝えられているかを確認します。

AI Overviews(AI概要)で自社がどう推薦され、どのページが参照されているかを、まずは無料で確かめたい方は、DolphinX AIOの14日間無料トライアルをご利用ください。自社の状況を専門家と一緒に整理したい場合は、AI検索での自社の推薦状況を調べるメディアリーチのLLMO診断や、施策の立案から実行までを支援するLLMO・AIO対策コンサルティングもご相談いただけます。

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