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GEO対策ツールおすすめ7選比較 2026年版 - GEOコンサルが解説【国産・海外】

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松村 俊樹
この記事の著者
松村 俊樹
代表取締役

兵庫県神戸市生まれ。2012年立命館大学卒業後、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)で採用支援に従事。2015年、米国デジタルエージェンシーPierry(現Wunderman Thompson)に入社し、日本支社立ち上げ、MAやSEOコンサルティングに従事。その後、富士フイルムグループ会社でグローバルデータベース型SEOに従事、2021年に株式会社メディアリーチを設立し、代表取締役に就任。SEO経歴10年以上。デジマナMEETにLLMO関連で講師登壇 / 東京都中小企業振興公社運営のTOKYO創業ステーションイベントにLLMO関連で登壇2026年、米マーケティング専門メディアMarTech Outlook APACにて「APAC生成AI検索最適化のトップソリューション企業」を受賞。

ChatGPTやGemini、GoogleのAI Overview(AIによる概要)に「自社が推薦されるか」を左右するのが、いま注目されるGEO(Generative Engine Optimization=生成AI検索最適化)です。GEO対策では、まず「AIが自社ブランドをどう・どれだけ回答に登場させているか」を計測できるGEO対策ツールが起点になります。

本記事では、国産1ツール+海外6ツールの計7ツールを、料金・対応AI・機能・日本語対応の観点で徹底比較します。各ツールの情報はすべて公式サイトを一次情報として確認し、確証が取れなかった項目は「要確認」と明記しています。

【本記事の前提】掲載情報は2026年7月時点で各ツールの公式サイト等を確認したものです。GEO関連ツールは新しい市場で料金・対応AI・機能の改定が非常に頻繁です。特に海外ツールは米ドル/ユーロ建てで、為替やプラン改定により実際の負担額が変動します。導入前には必ず各ツールの公式サイトで最新情報をご確認ください。金額は特記なき限り税別・月額で、海外ツールは公式表示通貨(USD/EUR)です。

GEO対策ツールおすすめ7選比較

まず7ツールの全体像を一覧で示します。「対応AI」はプランによって計測できる数が変わるツールが多い点、料金は最小構成の目安である点にご注意ください。

ツール名 区分 運営会社(所在国) 料金(最小構成の目安) 対応AI 無料お試し 提供形態
DolphinX AIO 国産 株式会社メディアリーチ(日本) 月¥30,000〜(税別) 最大7種(ChatGPT、Gemini、AIモード、AI概要、Copilot、Claude、Perpexityの計測・分析に対応。) 14日間無料(カード不要) 申込制/日本語サポート
Ahrefsブランドレーダー 海外 Ahrefs(シンガポール) 月$199〜(全AIで$699)+本体プラン 6種前後+Claude(API) 無料プレビューあり セルフサーブ
Semrush AI Visibility 海外 Semrush/Adobe傘下(米国) 月$99〜(年額請求) コア4種前後 無料チェッカー/トライアル要確認 セルフサーブ(上位は商談)
Profound 海外 Profound(米国) 月$99〜(上位$399〜) プラン依存(最大10種) 無料AEOレポート等 ハイブリッド(大企業寄り)
Otterly.ai 海外 OtterlyAI GmbH(オーストリア) 月$29〜 基本4種+アドオン 14日間無料※要確認 セルフサーブ
Peec AI 海外 Peec AI GmbH(ドイツ) 月$95〜 7種中3種+アドオン 7日間無料(カード不要) セルフサーブ
AthenaHQ 海外 AthenaHQ(米国) 無料枠あり/有料$295〜 最大9種 フリープランあり ハイブリッド

「対応AI」の代表例はChatGPT/Google Gemini/Google AI Overview(AIによる概要)/Google AIモード/Perplexity/Microsoft Copilot/Claude/Grokなど。多くの海外ツールは下位プランで計測できるAIが1〜3種に絞られるため、必要なAIが含まれるかを必ず確認してください。

1. GEO対策ツール「DolphinX AIO」【国産】

国産GEO対策ツール - DolphinX AIO 公式サイト(トップページ)
ツール名 DolphinX AIO(ドルフィンエックス エーアイオー)
運営会社 株式会社メディアリーチ
国産/海外 国産(日本)
料金プラン AIO単体:ライト¥30,000/プロ¥50,000/ビジネス¥100,000(税別・月あたり・6ヶ月契約)。SEO製品と同一グレードでセット契約すると固定のセット価格¥50,000/¥80,000/¥180,000。12ヶ月契約は月あたりがさらに割安。初期費用0円・請求書払い/カード可。
機能の特徴 「測る→実行→報告」を社内で一気通貫。ChatGPT、Gemini、AIモード、AI概要、Copilot、Claude、Perpexityの計測・分析に対応。AI回答の全文から思考プロセス(Reasoning・対応AIのみ/日本語訳つき)・引用情報源の16カテゴリ自動分類・ブランドの語られ方・表記揺れまで解析。オンデマンド計測は同じ質問を10回投げる「10ショット」方式。GA4連携のAI流入分析、AIコンサルタント・AI施策生成まで内包。
公式サイト https://dolphinx.jp/aio
無料お試し 14日間無料(申込制・クレジットカード不要)。恒久無料プランは無し。

DolphinX AIOは、国産のGEO/AIO/LLMO対策ツールLLMOコンサルティングサービスを提供する株式会社メディアリーチが開発・提供しており、中小企業からエンタープライズ企業まで幅広くLLMO導入実績・成功事例がある。対応計測AIは最大7種(ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity・Google AI概要・AIモード・Copilot)で、思考プロセス・引用源・競合SOVなどの詳細分析はこの7種に対応したオンデマンド計測で行います。日次計測(基本モード)は4種(AI Mode・ChatGPT・Gemini・Copilot)で、露出・引用の有無を毎日記録します。

参考:「DolphinX AIO」が、Microsoft CopilotのAI検索計測・分析に対応

最大の特徴は、「計測して終わり」ではなく改善提案・施策生成まで日本語で完結する点と、AI回答の中身(なぜ選ばれないのか)まで踏み込む解析の深さです。日本語UI・無償無制限の日本語サポートがあり、国内企業が社内運用しやすい設計です。

  • 強み:国産・完全日本語対応/改善提案・施策生成まで一気通貫/思考プロセス・引用源分析が深い/最安¥30,000〜で明朗/GEO・AIO・LLMO内製化支援サービスも提供
  • 注意点:グローバル大手より歴史は浅い/恒久無料プランはない(トライアルは14日)/セルフサーブ即時登録ではなく申込制

2. Ahrefsブランドレーダー(Brand Radar)【海外】

GEO対策ツール - Ahrefs Brand Radar 公式サイト(トップページ)
ツール名 Ahrefs Brand Radar(ブランドレーダー)
運営会社 Ahrefs(本社シンガポール)
国産/海外 海外(シンガポール)
料金プラン USD建て。公式ヘルプ表記で単一プラットフォーム$199/月・全プラットフォーム$699/月(カスタムプロンプト計測2,500回/月を含む)。公式製品ページでは$398/月(一部)・$699/月(全)表記もあり表記に幅があるため要確認。SEOツールAhrefs本体プラン(Lite $129/月〜)を土台に併用する構成。
機能の特徴 実検索由来をうたう大規模プロンプトDB(4億件超)を基に、AI Share of Voice・言及・引用・検索需要を可視化。引用元/被参照ページ分析、競合ベンチマーク、API・Looker Studio連携。
公式サイト https://ahrefs.com/brand-radar
無料お試し 登録不要の無料プレビュー(AI Visibility Checker)あり。フル機能の無料トライアル有無は要確認。

世界的SEOツールAhrefsのAI検索可視化機能。実検索データに裏づけられたプロンプトを強みとし、既存のAhrefsユーザーなら使い始めやすいのが利点です。対応AIはGoogle AI Overviews・AIモード、ChatGPT、Perplexity、Gemini、Copilot、Grok(一時的に利用不可の表記)、Claude(API経由)。UIは日本語表示に対応し、日本語のアカデミー記事・公式Xも整備されています。

ただし計測は「1プロンプト×1AI×1地域=1回分」として消費が積み上がるため、多数のAI・地域を毎日計測すると枠の消費が急速に増える点に注意が必要です。

  • 強み:実検索由来の大規模プロンプトDB/既存Ahrefsとデータ統合/日本語UI・日本語学習コンテンツあり
  • 注意点:本体プランとの併用で総額が読みにくい/料金表記に幅がある/計測枠が乗算で消費される

3. Semrush AI Visibility(AI Visibility Toolkit)【海外】

Semrush AI Visibility 公式サイト(料金ページ)
ツール名 Semrush AI Visibility Toolkit(上位版:Enterprise AIO)
運営会社 Semrush(米国/2025年にAdobeが買収を発表・Adobe傘下)。国内は総代理店 株式会社オロ が販売・日本語サポート
国産/海外 海外(米国)
料金プラン AI Visibility Toolkit:$99/月(年額請求)。1ドメイン・カスタムプロンプト25件・日次AIランキング追跡を含む。追加プロンプト+50件=+$60/月、追加ドメイン=$99/月。大企業向けEnterprise AIOは公開価格なし(要問い合わせ)。
機能の特徴 AI Visibility Score、Brand Performance(シェア・センチメント)、競合4社比較、Prompt Research(AI版キーワード調査)、AIボットのクロール可否を診断するAI Search Site Audit。
公式サイト https://www.semrush.com/pricing/ai/
無料お試し 登録不要の無料AI Search Visibility Checkerあり。トライアルは出典により記載が分かれ要確認

SEO大手SemrushのAI検索版(現在ロゴには「An Adobe Company」と表記)。既存のSemrush資産(キーワード・競合・トラフィック分析)と統合して使える点が強みです。料金カード上の対応AIはChatGPT・Google AI・Gemini・Perplexityで、上位のEnterprise AIOではClaude・DeepSeek・Grokや多言語・多国対応が加わります(数値は第三者情報を含むため契約前に要確認)。国内は代理店オロが日本語サポートを提供する体制がある一方、日本語プロンプトの分析精度は英語圏に劣る場面があるとの指摘もあります。

  • 強み:SEO資産とAI可視化を統合/$99〜と始めやすい/国内代理店による日本語サポート体制
  • 注意点:基本枠は25プロンプト/1ドメインで追加は加算課金/無料トライアルの扱いが不明確/円建て価格は代理店に要確認

4. Profound【海外】

GEO対策ツール - Profound

※Profoundは自動キャプチャの取得ができなかったため上記はプレースホルダ画像です。公開前に tryprofound.com のトップページ実キャプチャへ差し替えてください。

ツール名 Profound(プロファウンド)
運営会社 Profound(米国・ニューヨーク)
国産/海外 海外(米国)
料金プラン USD建て・月額(年払いで2ヶ月無料)。Starter $99/月(ChatGPTのみ・プロンプト50)、Growth $399/月(3エンジン・プロンプト100)、Enterpriseはカスタム(最大10エンジン)。自律型「Agent」は別建てのクレジット制。
機能の特徴 Answer Engine Insights(AI回答内の露出・引用・競合比較)、消費者パネル実データを用いたAI検索ボリューム(Conversation Explorer)、AIクローラー監視(Agent Analytics)、ファンアウトクエリ(Query Fanouts)、コンテンツ自動生成のAgents/Workflows。
公式サイト https://www.tryprofound.com
無料お試し 無料AEOレポート、Growthに「Try for free」導線あり。恒久フリープランは無し(範囲・期間は要確認)。

大企業・エンタープライズ向けのGEOプラットフォームとして評価の高いツール。ファンアウトクエリ(1つの質問の裏でAIが展開する派生検索)やAIクローラー分析など高度な機能を備えます。対応AIは最大10前後と幅広い一方、下位プランでは計測AIが絞られる(StarterはChatGPTのみ)ため注意が必要です。UIは多言語化を進めていますが日本語の対応可否・日本語サポートは要確認です。

  • 強み:ファンアウト・AIクローラー分析など機能が高度/対応AIが最多クラス/大規模運用の実績
  • 注意点:実質エンタープライズ寄り(sales-led)/下位プランは対応AIが限定/日本語UI・サポートは要確認

5. Otterly.ai【海外】

GEO対策ツール - Otterly.ai 公式サイト(トップページ)
ツール名 Otterly.ai(オッタリー)
運営会社 OtterlyAI GmbH(オーストリア)
国産/海外 海外(オーストリア・欧州系)
料金プラン USD建て。Lite $29/月(プロンプト15)、Standard $189/月(プロンプト100)、Premium $489/月(プロンプト400)、Enterpriseはカスタム。基本エンジンはChatGPT・Google AI Overviews・Perplexity・Copilotの4種で、Gemini・Google AIモード・Claudeは有料アドオン
機能の特徴 AIプロンプト調査、ブランド言及+引用URL追跡、Share of AI Voice、GEOコンテンツ監査、AI流入トラフィック分析、派生質問を可視化するQuery Fan-out Tool。
公式サイト https://otterly.ai
無料お試し 14日間の無料トライアル(クレジットカード不要)※公式明記は要確認。恒久無料プランは無し。

月$29から始められる手頃さが魅力で、小規模から試したい企業に向くツールです。プロンプト調査・引用URL追跡・ファンアウト機能まで一通り揃います。ただし基本プランで計測できるのは4種のAIまでで、GeminiやClaudeを加えると追加課金になる点は費用試算時の要注意ポイントです。日本語プロンプトの計測自体は可能ですが、管理画面UIの日本語対応・日本語サポートは確認できておらず、実質英語ツールと考えるのが無難です。

  • 強み:最安$29〜と導入しやすい/引用URL追跡・ファンアウトなど機能が充実/AI流入分析も内包
  • 注意点:基本4AI・追加は加算課金/日本語UI・サポートは要確認/円建て・請求書払いの可否は要確認

6. Peec AI(ピーク)【海外】

GEO対策ツール - Peec AI 公式サイト(トップページ)
ツール名 Peec AI(ピーク)
運営会社 Peec AI GmbH(ドイツ・ベルリン)
国産/海外 海外(ドイツ・欧州系)
料金プラン 地域によりUSD/EUR表示。Starter $95/月(プロンプト50)、Pro $245/月(150)、Advanced $495/月(350)、Enterpriseは要問い合わせ。各プランは7種プールから3エンジンまで、4種目以降はアドオン(月$35〜$165)。Claude・GPT-5 SearchはEnterprise限定。ユーザー数は全プラン無制限。
機能の特徴 可視性・掲載順位・センチメント追跡、競合ベンチマーク、引用元分析、検索ボリュームに基づくAI提案プロンプト、多言語対応、Looker Studio/API/MCP連携、Query Fanouts、AIクローラー分析(Agent Analytics)。
公式サイト https://peec.ai
無料お試し 7日間の無料トライアル(クレジットカード不要)+無料レポート。恒久無料プランは無し。

2025年に大型調達を実施し急成長する欧州発のツール。ユーザー数無制限でチーム利用しやすく、順位・センチメント・ファンアウトなど分析機能が充実しています。対応AIは7種プール(ChatGPT・Google AIモード・AI Overviews・Copilot・Perplexity・Gemini・Grok)ですが、各プランで同時計測できるのは3種までで、それ以上はアドオン、ClaudeはEnterprise限定という制約があります。料金は改定が頻繁で通貨も地域依存のため、日本からの表示・課金は公式で要確認です。

  • 強み:ユーザー数無制限でチーム向き/ファンアウト・引用分析が充実/セルフサーブで7日無料
  • 注意点:同時3AIまで・拡張は加算課金/Claudeは上位限定/日本語UI・円建て課金は要確認

7. AthenaHQ【海外】

GEO対策ツール - AthenaHQ 公式サイト(トップページ)
ツール名 AthenaHQ(アテナHQ)
運営会社 AthenaHQ(米国・サンフランシスコ/Y Combinator出身)
国産/海外 海外(米国)
料金プラン USD建て・クレジット制(1クレジット=AIの1レスポンス)。Essential=無料($25分/300クレジット付)、Starter $295/月(9モデル・月3,600クレジット・年払い約$245)、Enterpriseはカスタム。第三者レビューでは異なる価格・プラン名の記載もあり、改定の可能性があるため公式で要確認。
機能の特徴 AI検索横断のブランド可視性、引用(Citation)分析、コンテンツギャップ最適化、競合インテリジェンス、自社データにアクセスするエージェント「Ask Athena」、ハルシネーション検出・GEOスコア。
公式サイト https://www.athenahq.ai
無料お試し 無料枠つきフリープラン(Essential)あり。

元Google Search/DeepMind系のエンジニアが創業した新興ツール。無料のフリープランから始められる手軽さと、9モデルの横断可視性・引用分析・エージェント型のAskコパイロットが特徴です。ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity・Copilot・AI Overviews・AIモード・Grokなど幅広く対応します。一方で日本語UIは確認できず(実質英語ツール)、Citation Engine(ACE)やSSO・多言語などの主要機能はEnterprise限定です。クレジット制のため、計測プロンプト数×AI種類×頻度で必要クレジットが決まる点を試算しておく必要があります。

  • 強み:無料フリープランで着手できる/対応AIが最大9モデルと広い/エージェント型の分析・提案
  • 注意点:日本語UI・サポートは未確認/価格・プランが流動的/高度機能はEnterprise限定・クレジット制

GEO対策ツールの選び方

7ツールを見てきたとおり、GEO対策ツールは「何ができるか」だけでなく「日本語でどこまで使えるか」「必要なAIが含まれるか」で使い勝手が大きく変わります。以下の6つの視点で自社に合うツールを絞り込みましょう。

国産・海外産GEO対策ツールのメリット・デメリットを見極める

メリット デメリット
国産 日本語UI・日本語サポート/円建て・請求書払いに対応しやすい/日本語での「聞かれ方」やニュアンスに合った解析/導入・運用の相談がしやすい 海外の巨大ツールに比べ歴史・海外事例は少なめ/グローバル多言語計測は用途による
海外産 グローバルでの実績・機能開発スピード/対応AIや多言語・多国の幅が広いものがある/料金の下限が安い製品もある UI・サポートが英語中心のことが多い/米ドル/ユーロ建てで為替・改定の影響/日本語プロンプトの精度や日本語での問い合わせに不安が残る場合がある

グローバル展開や英語圏での可視化が主目的なら海外産、国内市場・日本語での運用と社内定着を重視するなら国産が有力な選択肢になります。

フリープラン・無料トライアルで試せるか

GEO対策ツールは実際に自社ブランドで計測してみないと有用性が判断しづらいため、無料で試せるかは重要です。今回の7ツールでは、AthenaHQが無料枠つきフリープラン、DolphinX AIO(14日)・Otterly.ai(14日)・Peec AI(7日)が無料トライアルを用意しています。多くがクレジットカード不要で試せますが、トライアルの期間・機能制限・自動課金の有無は申込前に必ず確認しましょう。恒久的に無料で本格運用できるプランはほとんどない点も押さえておきたいところです。

計測できるLLM(AI)は何があるか

日本のユーザーが実際に使うAIは、ChatGPT・Gemini・Google AI Overview(AIによる概要)・Google AIモード・Perplexity・Microsoft Copilot・Claudeなど多岐にわたります。自社が可視化したいAIがそのツール(とプラン)で計測対象になっているかを必ず確認してください。特に海外ツールは、下位プランだと対応AIが1〜3種に絞られ、追加はアドオン課金という構成が目立ちます(例:Profound StarterはChatGPTのみ、Peecは各プラン3種まで、Otterlyは基本4種+アドオン)。見出しの「対応AI数」と、契約プランで実際に使える数が異なる点に注意しましょう。

日本語でのサポート体制はあるか

ツールの計測は日本語プロンプトでできても、管理画面UIや問い合わせ対応が英語のみというケースは少なくありません。今回の調査では、DolphinX AIOが日本語UI+無償・無制限の日本語サポート、Semrushが国内代理店(株式会社オロ)による日本語サポート体制、Ahrefsが日本語UI・日本語学習コンテンツを備えていました。一方でOtterly・Peec・AthenaHQ・Profoundは日本語UI/サポートが確認できず、英語での運用が前提になります。社内で英語運用が難しい場合、日本語サポートの有無は導入成否を分ける要素です。

セルフサーブかセールス対応か

Webから申し込んですぐ使えるセルフサーブ型(Ahrefs・Semrush Toolkit・Otterly・Peecなど)は、スモールスタートに向きます。一方、商談・デモ前提のセールス型(Profoundの上位、Semrush Enterprise AIO、AthenaHQのEnterpriseなど)は、大規模運用や個別要件に強い反面、価格が非公開で導入までに時間がかかりがちです。DolphinX AIOは申込制で、日本語での導入相談をしながら始められる中間的な形態です。まず小さく試したいのか、最初から全社導入したいのかで適した形態が変わります。

AI流入分析機能はあるか

「AIに露出しているか」の計測に加えて、実際にAI検索から自社サイトへ流入があったか(=成果)まで見たい場合は、AI流入分析機能の有無を確認しましょう。DolphinX AIO(GA4連携でセッション・CVまで)、Otterly・Peec・Profound・AthenaHQ・Semrushなど多くがAI流入・AIクローラー分析を備えます。ただしアプリ版ChatGPTなどリファラ(参照元)を送らない経路は計測対象外となり、実際のAI流入より少なく出る傾向があります。数値は「傾向を掴む指標」として捉えるのが現実的です。

GEO対策ツールで欲しい機能

GEO対策ツールを比較する際、チェックしておきたい代表的な機能を8つ挙げます。自社の運用フェーズ(まず可視化したいのか、改善まで回したいのか)に照らして優先順位をつけましょう。

プロンプト自動作成機能

AI検索では「ユーザーがどんな質問(プロンプト)をAIに投げるか」を洗い出すことが起点になります。テーマや自社サイトから計測すべきプロンプトを自動で提案・生成してくれる機能があると、初期設計の手間が大きく減ります。今回の7ツールの多くが何らかのプロンプト提案・調査機能を備えていますが、生成の粒度や日本語での自然さには差があります。DolphinX AIOでは、URLと強みを入力するだけで、計測すべきプロンプトを自動作成する機能があります。

プロンプト設計戦略・手順はこちら

プロンプト別の日次計測機能(単一LLM計測か、複数LLM同時計測かも重要)

AIの回答は日々変化するため、プロンプトごとに毎日計測して変化を追えることが重要です。あわせて確認したいのが、1つのプロンプトを単一のAIだけで見るのか、複数のAIを同時に横断計測できるのか。多くのツールは複数AI同時計測に対応しますが、プランによって同時に見られるAI数が制限されます。日次計測が標準か、頻度(日次/週次/月次)を選べるかも確認しましょう。DolphinX AIOでは、複数LLMを同時に日次で計測する機能が人気です。

国産GEOツール「DolphinX AIO」の日次計測一覧画面例

国産GEOツール「DolphinX AIO」の日次計測一覧画面例

プロンプト別の複数回計測モード(統計的確率の精度を見極められる)

生成AIは同じ質問でも毎回異なる回答を返すため、1回の計測だけでは「たまたま出た/出なかった」の区別がつきません。同じプロンプトを複数回投げて露出確率として捉えるモードがあると、数値の信頼性が上がります。DolphinX AIOは「10ショット(同じ質問を10回投げて露出確率を測定)」を国内唯一保有している(2026年7月時点)。他ツールは日次/週次などの頻度設定が中心で、同一計測サイクル内の反復サンプリングを明示していないものが多く、この点は各社に要確認です。

プロンプトボリューム機能

SEOの検索ボリュームに相当する、「そのプロンプトがAIにどれだけ聞かれているか」の需要指標です。優先して対策すべきプロンプトの判断材料になります。Ahrefs(実検索由来のSearch demand)、Profound(消費者パネル実データ)、Semrush(Prompt Research)、DolphinX(相対推定の需要調査)などが提供しますが、実数か相対推定か・データの出所はツールごとに異なるため、数値の意味を理解して使う必要があります。

DolphinX AIOのプロンプト別の10回連続計測モード(10回連続計測した際の露出率を計測)

DolphinX AIOのプロンプト別の10回連続計測モード

競合分析機能

自社だけでなく競合がAI回答でどれだけ露出・引用されているか(シェア・オブ・ボイス)を比較する機能です。今回の7ツールはいずれも競合比較・SOV分析に対応しており、GEO対策ツールの標準機能といえます。比較できる競合数(例:Semrushは最大4社)や、競合の自動検出に対応するかを確認しましょう。

ファンアウトクエリ機能

AIは1つの質問に答える際、裏側で複数の関連検索(ファンアウト)を実行していることがあります。この派生クエリを可視化できると、「どの切り口で拾われるか」をより深く分析できます。今回の調査ではProfound(Query Fanouts)・Otterly.ai(Query Fan-out Tool)・Peec AI(Query Fanouts)が明示的に対応していました。比較的新しい高度な機能のため、対応の有無は選定の差別化ポイントになります。

ファンアウトクエリの仕組みやLLMOでの重要性はこちら

DolphinX AIOのファンアウトクエリ取得機能

DolphinX AIOのファンアウトクエリ取得機能

AIの思考プロセス機能

AI(特に推論モデル)がなぜその回答・その推薦に至ったのかという思考プロセス(Reasoning)を可視化できると、「なぜ自社が選ばれない/選ばれるのか」の理由に踏み込めます。今回の調査で明示的にAI思考プロセス取得に対応していたのはDolphinX AIO(対応AIのみ・日本語訳つき)で、Profoundは「なぜ露出するか」の解説に部分的に言及していました。多くのツールは露出・引用の「結果」の可視化が中心で、思考プロセスまで踏み込むものは限られます。

DolphinX AIOのAIの思考プロセス表示機能

DolphinX AIOのAIの思考プロセス表示機能

レポート機能

計測結果を社内共有・クライアント報告に使えるレポートやダッシュボードに出力できるかも実務では重要です。今回の7ツールはいずれもダッシュボード+レポート機能を備え、多くがCSVエクスポートやLooker Studio連携、レポート共有に対応します。共有レポートの粒度(簡易/詳細)はプランで変わることがあるため確認しましょう。

GEO対策ツールの費用相場

GEO対策ツールの料金は、大きく次の3層に分かれます(2026年7月時点)。

  • スモールスタート層(月$29〜$99/月¥30,000前後):Otterly.ai($29〜)、Semrush AI Toolkit($99〜)、Profound Starter($99)、Peec($95〜)、DolphinX AIO(¥30,000〜)など。まず1ドメイン・少数プロンプトで可視化を始めたい段階向け。
  • 本格運用層(月$189〜$499/月¥50,000〜¥180,000):各ツールの中位〜上位プラン。プロンプト数・対応AI・プロジェクト数が増え、チームでの継続運用に耐える構成。多くの企業の実運用はこの帯に収まります。
  • エンタープライズ層(要問い合わせ・非公開):Profound Enterprise、Semrush Enterprise AIO、AthenaHQ Enterpriseなど。第三者情報では月$2,000〜数千ドル規模とされますが公開値ではなく、多AI・多言語・SSO等の要件次第です。

費用を見積もる際の注意点は、「表示価格=実際の負担額」ではないことです。海外ツールの多くは「プロンプト数 × 計測するAIの種類数 × 地域 × 計測頻度」でコストが乗算的に増える設計で、対応AIを増やすアドオンやクレジット追加で実効月額が膨らみます。さらに為替(円安)の影響も受けます。国産のDolphinX AIOは円建て・税別¥30,000〜と負担額が読みやすいのが特徴です。「必要なAI・プロンプト数・地域」で実際にいくらになるかを、各ツールの料金ページで試算してから比較することをおすすめします。

GEO/LLMOコンサルティングの費用と比較してもツール利用は圧倒的に安いことがわかります。

GEO対策ツールの注意点

最後に、GEO対策ツールを導入・運用する際に押さえておきたい注意点をまとめます。

  • 料金・仕様は頻繁に変わる(とくに海外ツール):GEOは新しい市場で、料金改定・プラン再編・対応AIの追加削除が頻繁です。契約前には必ず公式サイトで最新を確認してください。為替・通貨(USD/EUR)・円建て課金や請求書払いの可否も要確認です。
  • 「対応AI数」はプランで変わる:紹介文やトップページの「対応AI◯種」と、実際に契約プランで計測できるAI数は一致しないことが多々あります。自社が見たいAIが検討中のプランで計測できるかを必ず確認しましょう。
  • AI計測は確率的でブレる:生成AIは同じ質問でも回答が毎回変わります。1回の計測結果を過度に信頼せず、複数回計測・継続計測で傾向として捉えることが重要です。計測方式(実際のAIに問い合わせるか、第三者データ経由か)によっても結果が変わり得ます。
  • 日本語UI・日本語サポートの有無を確認する:日本語プロンプトの計測はできても、UI・問い合わせが英語のみというツールは多いです。社内定着や継続運用を考えると、日本語で運用・相談できるかは軽視できません。
  • AI流入分析は「過少に出る」前提で見る:アプリ版ChatGPTなど参照元(リファラ)を送らない経路は計測対象外になり、実際のAI流入より少なく表示される傾向があります。絶対値ではなく変化・傾向を追う指標として活用しましょう。
  • 「計測」で終わらせず「改善・実行」につなげる:可視化はゴールではなくスタートです。露出・引用が低い理由を分析し、掲載先の確保やコンテンツ改善など次の一手(施策)まで回せるかで成果が変わります。ツールに改善提案まで求めるのか、可視化だけで十分なのか、導入目的を明確にして選定しましょう。

本記事は2026年7月時点で各ツールの公式サイト等を確認して作成しています。料金・機能・対応AIは変更される場合があるため、導入検討の際は各公式サイトで最新情報をご確認ください。「要確認」と記載した項目は、公式に断定的な記載が確認できなかったものです。

松村 俊樹
松村 俊樹
代表取締役

兵庫県神戸市生まれ。2012年立命館大学卒業後、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)で採用支援に従事。2015年、米国デジタルエージェンシーPierry(現Wunderman Thompson)に入社し、日本支社立ち上げ、MAやSEOコンサルティングに従事。その後、富士フイルムグループ会社でグローバルデータベース型SEOに従事、2021年に株式会社メディアリーチを設立し、代表取締役に就任。SEO経歴10年以上。デジマナMEETにLLMO関連で講師登壇 / 東京都中小企業振興公社運営のTOKYO創業ステーションイベントにLLMO関連で登壇2026年、米マーケティング専門メディアMarTech Outlook APACにて「APAC生成AI検索最適化のトップソリューション企業」を受賞。

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