SEOの更新頻度に正解はある?回数より大事な判断軸
更新日:2025年12月26日

監修者
株式会社メディアリーチ 代表取締役 松村 俊樹
兵庫県神戸市生まれ。2012年立命館大学卒業後、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)で採用支援に従事。2015年、米国デジタルエージェンシーPierry(現Wunderman Thompson)に入社し、日本支社立ち上げ、MAやSEOコンサルティングに従事。その後、富士フイルムグループ会社でグローバルデータベース型SEOに従事、2021年に株式会社メディアリーチを設立し、代表取締役に就任。日本国内企業や北米、欧州、中国本社のグローバル企業のSEO支援も行う。SEO経歴10年以上。デジマナMEET講師登壇 / 東京都中小企業振興公社運営のTOKYO創業ステーションイベントに登壇
SEOにおけるページ・記事の更新頻度について、多くの担当者が悩んでいます。
検索順位を上げたいのか、情報を最新に保ちたいのか、運用コストを抑えたいのか——目的によって適切な更新ペースは変わってきます。
Googleは検索クエリごとに新しさの必要度を見分け、必要な場合に新しい情報を優先的に表示する仕組み(いわゆるQDF)を持っています。
鮮度が効く記事と効きにくい記事を分けることで、更新頻度の判断に迷わなくなります。また、更新の中身と日付の扱いを揃えれば、更新作業が形骸化することもありません。
この記事では、適切なページ・記事の更新頻度、その重要性、実務における更新フロー、具体的な方法を、当社メディアリーチの経験や様々な調査をもとに徹底解説します。
- SEOにおける更新頻度に正解はない
- 「更新頻度」を先に決める運用が崩れやすい理由
- 鮮度が効く検索と、鮮度が効きにくい検索の違い(QDFの考え方)
- 記事によっては更新頻度が重要
- 鮮度が価値になりやすいテーマの特徴(制度・仕様・価格・手順など)
- 鮮度が価値になりにくいテーマの特徴(普遍解説・基礎知識など)
- 根拠として使える一次情報(Freshness Updateの影響規模)
- 更新頻度より「更新の中身」が評価を分ける
- 「重要な更新」の定義を揃える(lastmodの考え方)
- 日付だけ動く更新が増えると起きる問題(運用面・評価面)
- 「重要な更新」になる変更の条件
- SEOにおいて更新頻度を決める実務フロー
- ページ種類別に方針を分ける(記事・サービスページ・カテゴリ・事例・お知らせ)
- 更新対象の優先順位を決める(流入・順位低下・CV貢献・競合の更新状況)
- 新規作成とリライトの配分を決める(リソースと成果から逆算)
- 更新の目的を明文化する(更新を目的化しないための基準作り)
- 公開日と更新日の扱いで損しない
- 検索結果に表示される日付が意図どおりにならない理由
- タイトル周辺の日付表示ルール(視覚的に明確化・ラベル設計)
- 構造化データとページの日付の整合(datePublished / dateModified)
- サイトマップlastmodの運用(重要更新のみ)
- 「最終更新日リスト」入手方法と精査方法
- 入手元の整理(CMS更新日時・サイトマップlastmod・構造化データ・ページに表示される日付)
- 整合性チェック(不一致・未来日・前後関係の矛盾・一律更新の混入)
- 重要更新チェック(サンプル監査で本文差分を確認)
- 更新後の確認(再クロール・インデックス状況の確認)
- SEOにおける更新頻度に関するよくある質問
- SEO観点で毎日更新は必要か
- 更新が止まると検索順位が落ちるのか
- お知らせ更新はSEOに寄与するのか
- どの程度の修正で「最終更新日」を変更すべきか
- リライト・更新の着手タイミングはいつがよいか
SEOにおける更新頻度に正解はない
SEOにおけるページ・記事の更新頻度に、正解はありません。
鮮度が求められる検索もあれば、説明の分かりやすさが重視される検索もあります。
当社メディアリーチでもクライアント様から「SEOの適切な更新頻度」についての質問を多くいただきますが、更新頻度の議論は「更新が必要な条件」から組み立てるべきだと考えています。

「更新頻度」を先に決める運用が崩れやすい理由
更新回数を先に決めてしまうと、「更新すること自体」が目的になってしまいます。月に◯本更新すると固定してしまうと、目標達成のために軽微な修正ばかり増えてしまいがちです。
文章の言い回しだけ直したり、日付だけ動かしたりする更新では、読者の判断材料は増えません。こうした更新が積み重なると、施策として説明しづらい状況に陥ります。
Googleが重視しているのは「更新した事実」ではなく、「検索者にとって役立つ状態になっているか」です。Googleのランキングシステムガイドでは、検索クエリによって新しさが必要かどうかを見分ける仕組みが説明されています。
Googleリーク文書で明らかになった「FreshnessTwiddler」は、鮮度が重要なクエリで新しいコンテンツをブーストする再ランキング機能です。
鮮度の必要性が薄いクエリまで回数だけで更新していると、本当に重要な更新が埋もれてしまい、優先順位が崩れます。
普遍的な用語解説を毎週更新しても、本文の価値が増えていなければ成果は出にくいでしょう。一方で、制度や仕様が変わる記事では、更新が遅れるだけで読者に誤解を与えてしまいます。更新頻度を決める前に「更新が必要な条件」を設定すると、運用が現実に即したものになります。
更新頻度は目標ではなく、必要性の結果として決めるほうが安定した運用につながります。
鮮度が効く検索と、鮮度が効きにくい検索の違い(QDFの考え方)
検索クエリの性質によって、鮮度の重みは変わります。Googleは「Query Deserves Freshness(QDF)」として、鮮度が期待される検索では新しい情報を優先的に表示する仕組みを持っています。
Google Search Centralでは、情報の鮮度がランキング要素として考慮される場合があることが示されています。
同じ「情報」でも、時間が経つと価値が変わるものがあります。制度、仕様、価格、手順のように前提条件が変動するテーマでは、新しさそのものが価値になります。
逆に、概念整理や基礎知識の解説では、鮮度よりも説明の精度が価値を左右します。鮮度が効きにくい領域で更新回数だけ増やしても、成果が動かないのは当然のことです。
「申請方法」や「料金改定」を扱う記事では、更新の遅れが読者の損失に直結します。一方、「SEOの用語解説」では、古い表現を直しても価値の増分が小さい場合があります。
SEO更新頻度は「鮮度が効く検索かどうか」の判定から始めるべきです。
記事によっては更新頻度が重要
SEOにおけるページ・記事の更新頻度が成果に直結しやすい記事もあります。
鮮度が価値になるテーマでは、更新が遅れるだけで検索意図から外れてしまいます。テーマの性質を見極めて、頻度の重要度を変える判断が必要です。

鮮度が価値になりやすいテーマの特徴(制度・仕様・価格・手順など)
前提条件が変わるテーマほど、更新頻度は運用上のリスク管理になります。
制度、仕様、価格、申請手順といった情報は、古いまま残しておくと読者に誤解を与えます。読者の検索意図が「最新の条件を確認したい」に寄っているため、情報が古いだけで信頼を失ってしまいます。
Googleは鮮度の必要度を検索クエリごとに見分け、必要な場合に新しい情報を優先的に表示する設計になっています。ランキングシステムの仕組みでも、情報の鮮度がランキング要素として考慮されることが示されています。
Googleリーク文書が明らかにした「semanticDate属性」は、ページのコンテンツそのものから日付を抽出し、参照されている情報やソースが最新かどうかを評価しています。
鮮度が価値になる領域では、更新に追随できるページが検索結果の候補に入りやすい構造になっています。
制度改正があった場合は「改正日」「適用条件」「根拠ページ」を更新し、注意点も改めて書き直す必要があります。
料金改定なら「旧料金の記述」を消して、比較表と注記を整えます。鮮度が価値になるテーマでは「回数」よりも「前提変化に追随する速度」が更新頻度を決めることになります。
鮮度が価値になりにくいテーマの特徴(普遍解説・基礎知識など)
普遍的な解説では、更新頻度よりも内容の完成度で差が出ます。検索意図が「定義を理解したい」「比較軸を整理したい」であれば、日付の新しさは必須条件になりません。
更新回数を増やしても、説明が分かりにくいままでは成果は動きません。
Googleは鮮度の仕組みを持つ一方で、すべての検索で鮮度が同じ比重で効くとは説明していません。鮮度が強く求められない検索では、更新頻度の増加が順位改善に直結するとは限りません。
リーク文書で明らかになった「OriginalContentScore」は、短いコンテンツに対して0から512のスコアでオリジナリティを評価する指標です。
用語解説では「ねじれた文の修正」「誤解されやすい前提の追記」「一次情報へのリンク追加」といった改善で価値が増えます。更新しないという判断も、品質管理の一部になります。
普遍的なテーマでは「更新の必要性がある箇所だけ直す」運用が適しています。
根拠として使える一次情報(Freshness Updateの影響規模)
鮮度が影響する検索が一定数あることは、Googleの公式情報で確認できます。Googleは鮮度に関する仕組みをランキングシステムガイドで説明しており、検索クエリによって情報の新しさが重要度を持つことを示しています。
鮮度は「すべての検索の中心」ではなく、「必要な検索で効く仕組み」です。Googleは「検索によって鮮度ニーズが違う」と明確に示しています。
数値だけを取り出して「更新頻度が高いほど有利」と解釈すると、誤った運用につながります。
速報性がある領域では鮮度が価値になりますが、普遍的なテーマでは別の評価軸で勝負することになります。
公式情報は「鮮度が効く領域がある」根拠として使い、全記事の更新回数へ短絡的に結びつけないほうが安全です。
更新頻度より「更新の中身」が評価を分ける
SEO更新頻度を議論するなら、更新内容の基準が欠かせません。Googleのサイトマップガイドでは、<lastmod>を「最後の重要な更新」として扱うよう説明しています。重要な差分を作れているかどうかが、更新の価値を左右します。
「重要な更新」の定義を揃える(lastmodの考え方)
「重要な更新」を社内で揃えると、更新頻度のブレが減ります。
Googleは<lastmod>について、主要コンテンツ、構造化データ、リンクの更新は一般に重要とみなされ、著作権年の更新は重要ではないと例を挙げています。
<lastmod>は一貫して検証可能な正確さがある場合に使うとも記載されています。
更新頻度を上げるほど「何を更新扱いにするか」が曖昧だと、運用事故が増えます。軽微な修正で更新日を動かす運用は、重要な更新という前提と合いません。
Google Search Centralのブログでは「last modificationはlast significant modification」を強調し、サイドバーやフッターの些細な変更ではlastmodを更新しなくてよいと説明しています。
Googleリーク文書では「lastSignificantUpdate属性」がドキュメントの最後の重要な変更のタイムスタンプを追跡していることが明らかになりました。
さらに「richcontentData属性」は、どのコンテンツが挿入、削除、置換されたかの情報を保存しており、Googleのシステムがアルゴリズム的に更新の規模と性質を判断できることを示しています。
制度改正の追記、比較表の改定、根拠リンクの更新は重要な更新になりやすいです。誤字修正だけなら更新扱いにしない判断も成り立ちます。
更新頻度の設計は「重要な更新の定義」とセットで運用すると安定します。
日付だけ動く更新が増えると起きる問題(運用面・評価面)
日付だけが動く更新が増えるほど、運用コストと信頼の両方で損失が出やすくなります。
運用面では、更新回数が増えても成果の説明が難しくなります。重要ページへ時間を配分しづらくなり、改善が遅れます。評価面では、日付シグナルが不安定になりやすくなります。
Googleは検索結果に表示する日付を、ページ上のページに表示される日付や構造化データなど複数の要因から推定しています。日付の表示に関するガイドでは、日付が多い、ラベルが曖昧、ページに表示される日付と構造化データが不一致といった状態は推定を難しくすると説明されています。
リーク文書が明らかにした「bylineDate」「syntacticDate」「semanticDate」の3つの日付属性は、Googleが「鮮度スパム」を防ぐために複数のアプローチで日付を評価していることを示しています。bylineDateはページ上に明示された日付、syntacticDateはURLやタイトルから抽出された日付、semanticDateはコンテンツ自体から導出された日付です。
タイトル付近に公開日と更新日を並べた結果、意図しない日付がSERPに表示されるケースがあります。
日付の出し方が統一されていないと、修正が繰り返され、更新が目的化してしまいます。日付の運用を整え、重要な差分がない更新で日付を動かさないことが、更新頻度の最適化につながります。
「重要な更新」になる変更の条件
読者の判断に影響する変更ほど「重要な更新」になります。前提条件を新しくし、比較材料を増やし、根拠をはっきりさせる——更新頻度を実務で扱う場合、この「差分の設計」が中心になります。Googleも重要な更新の例として、主要コンテンツ、構造化データ、リンクの更新を挙げています。
検索意図に「理解・比較・判断」が含まれるとき、情報を足すだけでは読者の迷いが残りやすくなります。
比較表を更新すると選び方が分かりやすくなり、根拠リンクを更新すると内容の信頼性が確認しやすくなります。更新頻度を上げるほど「どれだけ変えたか」ではなく「何を良くしたか」が問われます。
Googleリーク文書が明らかにした「contentEffort属性」は、LLMベースの記事ページに対する労力推定を行います。
これは「ページを複製する容易さ」の評価に基づいており、独自の調査、専門家インタビュー、カスタムビジュアル、深い分析など、複製が困難で費用のかかるコンテンツは高いcontentEffortスコアを獲得する可能性が高いです。
価格改定なら新旧の違いを表で示し、例外条件を注記します。制度改正なら「改正点」「影響範囲」「参照先」を明示します。
SEO担当者向けの記事なら、タイトル・メタディスクリプションの修正も、内容の差分と整合する形で行うと説明が通ります。更新頻度は「差分を作れる量」に合わせて設計するほうが現実的です。
SEOにおいて更新頻度を決める実務フロー
SEO更新頻度を決めるときは、ページの種類と目的を分けると判断が速くなります。次に更新対象の優先順位を決め、新規作成とリライトの配分へ落とします。
最後に更新の目的を明文化し、更新が作業化しない仕組みを作ります。

ページ種類別に方針を分ける(記事・サービスページ・カテゴリ・事例・お知らせ)
ページの種類ごとに「更新の目的」が違うため、更新頻度も同じにはなりません。記事は情報の鮮度と網羅性、サービスページは訴求内容と整合性、カテゴリは導線設計、事例は信頼性の構築、お知らせは速報性が中心になります。同じSEO更新頻度で扱うと、重要なページへ時間を割けません。
Googleの鮮度システムはクエリごとに効く一方で、全ページが鮮度勝負とは限りません。
サービスページは鮮度より、内容の正確さと説明の一貫性が重要になる場面が多いでしょう。お知らせは「何のために公開するか」が曖昧だと、薄い更新が増えてしまいます。
リーク文書が明らかにした「siteFocusScore」は、サイトのテーマが一貫しているかを評価します。新しく追加する記事が、サイトの主テーマを強めるのか、逆にテーマを散らして弱めるのかが見られます。
記事はQDFが効くテーマだけ更新を厚くします。
サービスページは価格や提供範囲が変わったときに更新します。カテゴリは内部リンクや構成の見直しが主になります。事例は実績が増えたときに更新します。
お知らせは検索意図が薄い場合もあるため、記事へ統合する判断も含めます。ページ種類別の方針が更新頻度の土台になります。
更新対象の優先順位を決める(流入・順位低下・CV貢献・競合の更新状況)
更新頻度を決める前に「更新対象を絞る」ほうが成果へつながりやすくなります。更新対象が広すぎると、薄い更新が増えます。優先順位が明確なら、更新頻度は自然に定まります。
更新の時間は有限で、重要ページへ集中させたほうが改善が進みます。
指標は一般に、流入が大きい、順位が落ちた、CVへ寄与している、競合が更新しているといったものが起点になります。鮮度が効くクエリでは、競合の更新状況も無視できません。
リーク文書が明らかにした「NavBoostシステム」は、13ヶ月間のユーザークリックデータに基づいて初期ランキングを再調整します。goodClicks(満足度の高いクリック)やlastLongestClicks(最も長い滞在時間を示すクリック)といった指標が、ページの実証された有用性を測定します。
流入上位の記事が古い前提を含むなら、最優先で直します。
CVへ寄与するサービスページで料金が変わったなら即時更新します。競合が最新情報を追っているテーマでは、更新の遅れが目立ちます。更新頻度は「優先順位の結果」として扱うほうが失敗しにくくなります。
新規作成とリライトの配分を決める(リソースと成果から逆算)
新規作成とリライトの配分を決めないと、更新頻度が空回りしやすくなります。
新規記事が必要な領域もあれば、既存記事の改善で足りる領域もあります。更新頻度は配分設計の一部になります。
サイトの課題が「カバー範囲の不足」なのか「既存記事の弱さ」なのかで、打ち手が違います。
前者は新規作成が必要になり、後者はリライトが効く形になります。固定の期間で機械的にリライトするより、流入や順位の変化、前提の変化、競合の更新などで判断するとよいでしょう。
リーク文書が示す「documentHistory demotion」は、履歴のないページや検索にとって新しいURLがスコアに悪影響を受ける可能性を示唆しています。
これは確立されたドメイン上の新しいページでも、初期のdocumentHistory demotionを乗り越える必要があることを意味すると考えています。
新規でしか取れないクエリ群が残る場合は新規作成を優先します。既存記事が上位で失速している場合は、差分を作るリライトを優先します。配分を先に決めると、更新頻度が「必要な作業量」に合ってきます。
更新の目的を明文化する(更新を目的化しないための基準作り)
更新の目的を文章で残すと、更新が目的化しにくくなります。
更新頻度が高いほど「何のために更新したか」が曖昧だとブレが生じ、目的が明文化されていれば更新対象の絞り込みも機能してきます。
更新は作業として回しやすい一方、価値の増分が見えにくい性質があります。
目的が「前提変化への対応」なのか「比較の拡充」なのか「根拠の更新」なのかで、やるべき差分が変わります。
目的が曖昧だと、日付だけ動く更新が増えます。日付の信頼性を落とす運用は避けたいところです。
更新チケットに「更新理由」「変更点」「根拠URL」「想定する検索意図」を残します。外注やツール活用も、目的を揃えた上で使うと運用品質が保てます。目的の明文化は、更新頻度の暴走を止める役割があります。
公開日と更新日の扱いで損しない
SEOにおけるページ・記事の更新頻度を扱う記事でも、日付の扱いで損をするケースは少なくありません。Googleが検索結果に表示する日付は推定であり、表示を完全に操作できません。日付の出し方とデータの整合を揃えると、事故が減ります。
検索結果で公開日が優先的に出現してしまう場合は、公開日を削除して更新日だけにするか、公開日は記事末に記載して重要度を下げるなどの対応が検討できます。
当社メディアリーチでも公開日は記事上では記載せず、更新日だけ表示することで、検索結果上に表示される日付に更新日を拾って表示してもらうアプローチを取っています。

検索結果に表示される日付が意図どおりにならない理由
Googleは検索結果の日付を複数のシグナルから推定するため、意図どおりにならない場合があります。
日付の表示ガイドでは、ページに表示されるの日付を目立つ場所に置き、適切にラベル付けすることが推奨されています。公開日と更新日の両方を提供してもよいが、読者にとって分かりやすく示す必要があると記載されています。
ページ内には日付らしき情報が複数存在しやすいためです。公開日、更新日、イベント日、著作権年などが混在すると、推定の候補が増えます。構造化データがあっても、ページに表示される日付と矛盾すれば混乱が起きます。
リーク文書では「syntacticDate」と「urldate」の属性が、URLまたはページのタイトルから直接抽出された日付を示すことが明らかになっています。これは/blog/best-laptops-for-2024/のようなURLが、永続的で変更不可能な「2024」のsyntacticDateシグナルを作成することを意味します。
タイトル付近に公開日と更新日を並べた結果、公開日が表示されることがあります。改善は「日付を減らす」よりも「日付の意味を明確にする」方向が基本です。
日付の推定を前提に、Googleが誤解しにくい情報設計へ寄せます。
タイトル周辺の日付表示ルール(視覚的に明確化・ラベル設計)
タイトル周辺で日付を出すなら、ラベル設計で意味を固定することが重要です。Googleは公開日と更新日を両方出してもよいが、読者にとって視覚的に明確にするよう求めています。

日付が「何の日付か」を読者とGoogleが同じように理解できないと、推定がぶれやすくなります。
タイトル直下に両方を置く場合は、公開日と更新日を別の行に分け、ラベルも付けます。更新日のほうを主役にしたいなら、タイトル直下は更新日だけにし、公開日は末尾へ移す設計が扱いやすいです。Googleの指針は「分かりやすく表示」です。
「最終更新:YYYY/MM/DD」をタイトル直下に置き、「初版公開:YYYY/MM/DD」を本文末尾に置きます。日付の意味が明確なら、更新頻度が高くても破綻しにくくなります。表示位置とラベル設計で損失を減らします。
構造化データとページの日付の整合(datePublished / dateModified)
ページに表示される日付と構造化データを一致させると、日付の推定が安定しやすくなります。Article構造化データのガイドでは、datePublishedとdateModifiedの提供が推奨され、dateModifiedはより正確な日付情報の提供に役立つと説明されています。ISO 8601形式とタイムゾーン情報も推奨されています。
ページに表示される日付だけでは機械が誤解する余地が残ります。構造化データがあっても、ページ上の表示とズレると推定がぶれます。日付に関するベストプラクティスでは、両方の日付を表示する場合はdatePublishedとdateModifiedを使うことが推奨されています。
ページに「最終更新」を表示するなら、構造化データのdateModifiedも同じ日時にします。タイムゾーンが欠けると解釈がずれる可能性があるため、タイムゾーン付きで出します。日付の整合は、更新頻度を上げる前に整えておきたい基盤です。
サイトマップlastmodの運用(重要更新のみ)
サイトマップの<lastmod>を「重要な更新」に限定して運用すると、更新シグナルが崩れにくくなります。サイトマップガイドでは、<lastmod>を「最後の重要な更新」の日時として扱うべきだと記載され、主要コンテンツ、構造化データ、リンクの更新は重要、著作権年の更新は重要ではないと例示しています。
<lastmod>の信頼性が落ちると、更新の意図が伝わりにくくなります。Google Search Centralのブログでも、些細な変更ではlastmodを更新しなくてよいと明確に述べています。
CMSがテンプレート更新で全ページのlastmodを一律更新する設定は見直し対象になります。重要な更新に限定し、説明できる差分があるときだけ動かします。lastmodは、更新頻度の議論を支える実装要素です。
「最終更新日リスト」入手方法と精査方法
SEO更新頻度を運用へ落とすには、最終更新日の棚卸しが役立ちます。更新の必要性があるページを見つけ、日付の整合も確認できます。取得元を揃え、矛盾をつぶし、重要な更新だけを残す流れが基本になります。
入手元の整理(CMS更新日時・サイトマップlastmod・構造化データ・ページに表示される日付)
複数の入手元を突き合わせられる形が有効です。Googleは日付を推定する際に複数のシグナルを使うため、棚卸しでも複数ソースを揃えると検査が進みます。推奨は、CMSの更新日時、サイトマップの<lastmod>、構造化データのdatePublished/dateModified、ページ上のページに表示される日付です。
単一ソースだけでは誤差や運用事故を見抜けません。CMSの更新日時は正本になりやすい一方、テンプレート変更も含む場合があります。<lastmod>は重要更新に限定していないと信頼性が落ちます。構造化データとページに表示される日付は、表示と実装がズレると混乱が出ます。
同じURLについて4つの値を並べ、差が出たものを優先的に確認します。棚卸しの入口は「比較できる形」を作るところにあります。
整合性チェック(不一致・未来日・前後関係の矛盾・一律更新の混入)
更新頻度の議論よりも先に「日付の矛盾」を潰す必要があります。日付が整っていないと、更新の価値が伝わりにくくなります。Googleは日付を目立つ位置に表示し、ラベルを付け、必要に応じて構造化データを併用するよう示しています。
矛盾があると推定がぶれ、意図しない日付がSERPへ出る可能性があります。代表的な不一致は、dateModifiedがdatePublishedより古い、未来日が混ざる、ページに表示される日付と構造化データが違う、<lastmod>が全ページ同日に更新されているといったものです。<lastmod>は重要更新を示すべきなので、一律更新は特に疑わしい挙動になります。
テンプレート更新で<lastmod>が全ページ更新される設定は見直します。整合性チェックは、更新頻度の前提条件です。
重要更新チェック(サンプル監査で本文差分を確認)
日付が動いたページが「本当に重要な更新だったか」をサンプルで確認する工程が必要です。Googleは<lastmod>を最後の重要な更新として扱い、主要コンテンツ、構造化データ、リンクの変更を重要とみなす例を挙げています。
日付だけ動く更新が混ざると、更新頻度が見かけ倒しになります。監査は「差分の有無」を見るだけでも効果があります。主要な条件が変わったのか、比較が追加されたのか、根拠が更新されたのか——説明できる差分がないなら、更新扱いを見直します。
更新日時が新しいページを上から数十本抜き出し、本文と根拠リンクの差分を確認します。重要更新チェックは「更新を目的化しない」ためのブレーキになります。
更新後の確認(再クロール・インデックス状況の確認)
重要な更新を行ったページは、Googleが見ている状態を確認し、必要に応じて再クロールを促すことが重要です。再クロールのリクエスト方法では、変更後に再インデックスを依頼する手段が案内されています。
更新してもクロールとインデックスの反映には時間差があります。Search ConsoleのURL検査ツールは、インデックスされた版の情報を確認でき、インデックス可能性もテストできます。
重要ページの更新後はURL検査で状況を確認し、必要なら再インデックスを依頼します。更新は公開で終わりではなく、反映確認まで含めて運用になります。
SEOにおける更新頻度に関するよくある質問
SEO観点で毎日更新は必要か
毎日更新が必要なケースは限られます。速報性が価値になる領域なら、毎日更新が自然に発生します。一方、普遍的なテーマで毎日更新を前提にすると、価値の薄い更新が増えてしまいます。
Googleは鮮度の必要度が検索によって違うと説明しています。
鮮度が効かないクエリでは、更新頻度を上げても評価が動かない可能性があります。更新頻度を毎日にするなら、前提変化が毎日起きるテーマか、更新で差分を作れる体制かという条件が必要になります。
ニュース、相場、イベント情報は毎日更新が合理的です。用語解説やハウツーは、重要な前提が変わったときに更新したほうが筋が通ります。毎日更新は目的ではなく、テーマの性質に合わせた結果として成立します。
更新が止まると検索順位が落ちるのか
「更新停止=順位低下」とは言い切れません。
鮮度が効くクエリなら、更新が止まることで相対的に不利になる場合があります。一方、普遍的なテーマなら更新停止が直ちに不利になるとは限りません。Googleは検索ごとに鮮度ニーズが異なると説明しています。
順位は更新以外の要因でも動きます。競合の強化、検索意図の変化、SERPの変化、サイト全体の評価変化が影響します。更新が止まっていても内容が適切なら維持することもあります。
リーク文書で明らかになった「hostAge属性」は「提供時に新鮮なスパムをサンドボックス化する」ために使用されることが明記されており、新しいドメインは一時的に抑制される可能性があります。しかし、確立されたドメインでは更新停止が即座に不利になるわけではありません。
制度が変わったのに記事が古いままなら順位が落ちる可能性があります。制度が動かない解説なら、更新が止まっても維持する場合があります。更新停止の影響は、クエリと記事の性質で判断します。
お知らせ更新はSEOに寄与するのか
お知らせ更新は「目的」と「検索意図」が一致するときに価値が出ます。お知らせの多くは短文で、検索意図が薄い場合もあります。更新回数を稼ぐ目的でお知らせを増やすと、薄いページが増えてしまいます。
鮮度が効くとしても、内容が検索者の役に立たなければ評価は伸びません。お知らせが役立つのは、仕様変更や障害情報など検索される理由がある場合です。日付が新しいだけでは不足します。
料金改定のお知らせは検索されやすいので、詳細記事へ統合し、根拠と条件を整えると価値が出ます。単なる社内イベント告知は検索意図が弱くなりがちです。お知らせは更新頻度の道具ではなく、情報提供の必要性で判断します。
どの程度の修正で「最終更新日」を変更すべきか
「最後の重要な更新」に当たる修正で動かすという基準が妥当です。Googleは<lastmod>を最後の重要な更新の日時として扱い、主要コンテンツ、構造化データ、リンクの更新は重要、著作権年の更新は重要ではないと説明しています。
軽微な修正で更新日を動かすと、更新日の信頼性が下がります。更新日が「何か変わった合図」でなくなると、読者にもGoogleにも混乱が出ます。Article構造化データのdatePublished/dateModifiedも同様で、事実に合わせるほうが安全です。
条件変更、手順変更、比較の刷新、根拠リンク更新は更新日を動かします。誤字修正だけなら動かさない運用も合理的です。更新日は、重要な差分に紐づけます。
リライト・更新の着手タイミングはいつがよいか
固定の期間よりも「変化の兆し」と「前提変化」を優先して判断するほうが安全です。固定的な期間で機械的にリライトする根拠は、状況によって変わります。
リライトが必要になる条件は複数あります。順位低下、流入減、競合の更新、制度変更、SERPの変化などが引き金になります。鮮度が効くクエリでは、前提変化が起きた時点で早めのリライトが必要になります。
リーク文書で明らかになったNavBoostシステムは13ヶ月間のクリックデータで動作するため、ユーザーエンゲージメントパターンの変化は比較的長期的な影響を持ちます。
制度改正が出たら即リライトします。上位維持の記事でも、根拠リンクが古くなったら更新します。リライト・更新は「タイミング」よりも「理由」で管理すると、SEO更新頻度の議論と一貫します。
本記事の内容には万全を期しておりますが、情報の正確性や完全性を保証するものではありません。万が一、誤りや不適切な表現等を発見された場合は、以下の方法でご連絡いただけますと幸いです。
初版公開日時:2025年12月15日
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