株式会社三協様では、セミナー集客の強化と、より本質的なコンテンツによる安定的な検索流入の獲得を目指し、SEOの内製化も見据えた体制構築のため、メディアリーチにご相談をいただきました。本プロジェクトでは、問い合わせに直結する顕在層キーワードの選定から、サイト構造・LP・コラムに至る全体設計、さらには予定外だったサイトリニューアル対応まで、柔軟に伴走。単なる順位向上だけでなく、「なぜその施策が必要か」を社内で理解しながら進められるよう支援し、施策の再現性と運用力を強化。最終的には、重要キーワードの複数上位表示や、SEO経由の問い合わせ増加といった成果に加え、SEOナレッジの社内浸透にも貢献しました。株式会社三協様のご紹介株式会社三協は、大阪に本社を構えるEC・D2C企業向け物流アウトソーシング支援会社です。自社開発のWMS(倉庫管理システム)と現場対応力を融合させた「EC特化型の物流代行サービス」を主力事業とし、アパレル・化粧品・食品など商材特性に応じた最適運用に定評があります。「誤出荷ゼロ」「在庫差異ゼロ」「入出庫遅延ゼロ」を掲げ、再現性ある運用設計と現場での柔軟な実行力を強みとし、年間約80社のEC事業者を支援しています。同社が定期開催する倉庫見学会も非常に人気となっており、当社コンサルタントも実際に現地の倉庫に行き倉庫見学会で勉強をさせていただきました。株式会社三協様のEC物流代行サービス例:化粧品物流代行サービスEC物流・DtoC(D2C)物流サービスデザインガジェット部 SEO担当者様に聞く―「施策の“質”を見直し、再現性ある集客体制を整えたかった」内貴(メディアリーチ 担当コンサルタント):最初にご相談いただいた際、すでに一定のセッションは獲得されていましたが、過去には効率的に構築された汎用的なコンテンツで流入を獲得されていたと伺いました。どのような課題感をお持ちでしたか?SEO担当者様(三協):はい、流入自体はありましたが、競合と比べて10位以内に入っているキーワードが非常に少なく、集客の質や成果につながる導線に課題がありました。また、情報発信の内容をよりターゲットに合ったものに見直し、社内でも継続的に改善できる体制を整えたいと考えていました。内貴:そうした背景も踏まえ、初期段階ではコンバージョンに寄与するキーワードに絞って集中的に対策する方針を共有させていただきましたね。SEO担当者様:はい、そこが非常に明快だったので、社内にも目的や戦略を伝えやすく、納得感のある施策として進めることができました。また、途中で急遽決まったサイトリニューアルにもご対応いただき、限られた工数の中で柔軟に対応してもらえて非常に助かりました。抱えていた課題とご要望セミナー申込数を自然検索経由で増やしたい社内でSEO施策を理解し、自走できる運用体制を整えたい競合と比べて検索順位が劣っており、発見されにくい状況だったコンテンツの質や構成を見直し、ターゲットに響く改善を進めたいLPや既存ページのSEO観点でのボトルネックを可視化したいメディアリーチの支援内容フェーズ1:キーワード戦略と構造整理問い合わせに直結する顕在層キーワードの抽出と優先順位の策定競合上位表示ワードの調査と三協様の狙うべきポジションの明確化サイト構造とカテゴリ構成の再設計支援フェーズ2:既存コンテンツ・LP改善支援重要記事のリライト提案(構成・タイトル・導線設計)サービスLPの訴求軸とSEO観点での改善案提示サイトリニューアルに向けた構造調査と課題の洗い出しフェーズ3:運用体制の最適化と伴走支援Zoom/チャットによるスピーディーなQA対応社内での施策背景理解を促す「なぜやるか」まで含めた助言稼働時間に応じた柔軟な優先順位調整とPDCA支援プロジェクトを通じた変化内貴(メディアリーチ 担当コンサルタント):SEO成果として順位や流入はもちろんですが、それ以上に「社内での施策理解度」が大きく深まった印象があります。SEO担当者様(三協):おっしゃる通りです。実際に施策を外部から提案・実行してもらうだけでなく、「なぜこの施策を行うのか」「どの数値を指標として追いかけるべきか」といった背景や意図まで含めて共有いただけたことで、単なる実務としてのSEOではなく、事業戦略の一環として社内でも理解が進みました。特に、施策単位で目的と優先順位を整理していただけたことで、部内メンバーとの認識のズレも減り、社内連携が非常にスムーズになったと感じています。また、日常的なやり取りがチャットベースで気軽にできた点も大きかったです。細かい疑問や確認事項も、すぐに確認・解消できる体制があったことで、意思決定のスピードが落ちず、施策の実行と検証を継続的に進めることができました。内貴:私たちは、施策を「やって終わり」にせず、社内で再現・継続できる“型”として残すことを常に意識しています。今回も、キーワードの考え方から改善の判断基準まで、一緒に手を動かしながら浸透させていけたことで、まさに理想的な進め方ができたと感じています。今後に向けてSEO担当者様(三協):今後は、これまで以上に「成果につながるテーマ」を精査し、社内でも積極的に企画・改善を回していきたいと考えています。今回の支援を通じて、SEOをただの集客手段ではなく、事業に直結する打ち手として捉えられるようになったのが何よりの収穫です。内貴(メディアリーチ 担当コンサルタント):はい、今後は生成AIの台頭など、検索環境が変化する中で、「発見される構造」をどう整えていくかがますます重要になります。今後も引き続き、社内のSEO運用力強化と成果最大化の両面をサポートできればと思います。担当コンサルタントよりコメント株式会社メディアリーチ SEOコンサルタント 内貴 翔太三協様とは、単なる検索順位の改善にとどまらず、「問い合わせに結びつく導線設計」と「施策の社内定着」をご一緒に設計・実行できたことが、大きな成功要因だったと感じています。とくに、途中から想定外のリニューアル対応にも発展する中で、スピーディーかつ本質的な判断を積み重ねられた点は、現場との連携あってこそ実現できた成果です。今後も、検索・生成AI時代におけるブランド露出の最大化に向けて、“選ばれる構造”の共創をご一緒できれば幸いです。