UT-Board(株式会社Brotial)様では、長期インターン求人メディアの流入増加とSEO施策の内製化を目指し、専門性の高い第三者によるアドバイスを求めて、メディアリーチにご相談をいただきました。特に、DB型サイト特有の構造的課題と、就活・キャリア領域における高単価層向けコンテンツ戦略の再構築を軸に、サイト全体の設計見直しから運用支援までを一貫して実施。結果として、DB型SEO特有のサイト構造やテクニカル面の課題を特定し改善、SEO施策の“再現性”を社内に残す運用力強化にもつながりました。株式会社Brotial / UT-Boardのご紹介株式会社Brotialは、東大をはじめとする高学歴学生を対象にした長期インターン求人サイト「UT-Board」を運営しています。「学生と企業の本質的な接点づくり」を掲げ、すでに500社近くの企業が導入。職種・業界を問わず、将来を見据えた成長機会を提供する求人に特化し、学生・企業双方から高い評価を得ています。株式会社Brotial 代表 津田直人様に聞く―「DB型サイト特有の課題を、社内に知見がない中でどう乗り越えるかが最大の壁だった」松村(メディアリーチ 代表):最初にご相談いただいた際、SEOの重要性は社内でも認識されていたものの、流入の伸びに限界を感じておられましたね。津田様(株式会社Brotial 代表): はい、オウンドメディアを立ち上げて2年ほど、自社で試行錯誤しながら運用していましたが、数字の伸びが鈍化してきたことに加え、求人サイトという特殊な構造のSEOには限界を感じていました。特にDB型の求人メディアにおけるSEOは、一般的な記事型とは異なるノウハウが必要で、社内にはその知見がなく、困っていたんです。松村:UT-Boardさんのように構造化された求人データを活かすには、一覧・詳細ページ、条件別検索結果といった“ページ単位の最適化”がカギになります。初期の調査でも、課題は明確でしたね。津田様:ええ、構造・情報量・内部リンク・URL設計……非常に細かく見ていただいて、的確に「どこが、なぜ、改善ポイントなのか」を言語化してくださったのがありがたかったです。抱えていた課題とご要望内製SEO施策に限界を感じており、第三者の専門的な視点が必要だったDB型サイト特有の構造的SEO課題への対応が難しかった流入数の伸びが鈍化し、戦略的な見直しが求められていた施策の再現性を担保する社内体制を整備したかったメディアリーチの支援内容フェーズ1:構造調査と全体戦略の再設計トップ・一覧・詳細・記事ページのSEO構造を可視化し、改善指針を提示ページ種別ごとの役割設計と、DB型コンテンツ導入の設計支援条件別検索ページにFAQ・リード文などのフォーマットを標準化フェーズ2:コンテンツ戦略の方向性再構築流入貢献が低い大学別・企業別記事群の方向性見直し高学歴学生の就活ニーズに応えるCV直結型コンテンツ戦略を提示Google構造化対応も踏まえたUX設計・記事分類の見直しフェーズ3:運用フロー・社内体制への定着支援コンテンツ制作・修正フローの可視化と標準化(属人化の解消)作業工数と優先順位を明確にした運用方針を策定(自社・外注・AI活用)チャットベースでの運用相談・意思決定のスピード支援プロジェクトを通じた変化津田様(株式会社Brotial 代表):成果としてはもちろん、構造面での改善を重ねることで検索流入のベースが整ったことが大きいです。それ以上に、「SEOは一部の担当者だけがやるもの」ではなく、「社内全体で運用できるもの」として浸透し始めたことが一番の成果です。松村:初期に共有した「打ち手優先順位マップ」や「進行状況管理シート」を元に、社内で運用フローがスムーズにまわるようになったのも印象的でした。津田様:あれは本当に助かりました。どの作業が誰の担当か、なぜそれが今必要なのかが整理されたことで、社内での意思決定も早くなりました。今後に向けて津田様(株式会社Brotial 代表):今後はさらに、インターン探しをする学生にとって本当に価値のある情報を届けるために、CVに直結するキーワードを中心とした戦略に注力していきたいと考えています。今回のご支援で得られた知見と体制をベースに、PDCAを自走できるよう磨いていきたいです。松村(メディアリーチ):DB型の構造改善は“積み上げ型”の施策です。生成AI時代の検索でも「構造の良さ」が可視性を大きく左右するようになります。今後もSEOと運用の両軸でご一緒できれば幸いです。担当コンサルタントよりコメント本プロジェクトは、複数のSEOコンサルタントで実施いたしました。株式会社メディアリーチ 代表 松村俊樹UT-Board様とは、単なる施策実行だけでなく、施策背景を共有しながら“再現性のあるSEO体制”を一緒に構築できた点が印象に残っています。とくにDB型SEOの難しさは、「正しい打ち手を知っていること」と「運用に落とし込めること」の両立にあります。今回のご支援ではその双方を伴走できたと感じています。今後も、学生と企業をつなぐUT-Board様の価値をSEOでも最大限に引き出せるよう、継続的に支援してまいります。